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Author:黒峰月夜
幼きころにライトノベルにはまった人間。
BL&ファンタジー好き。
好きな作家さんは挙げだすときりがないが、痛い話が好み。

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セブンティーン・ドロップス
『セブンティーン・ドロップス』 砂原糖子 (新書館ディアプラス)
評価:starstarstar

<あらすじ>誰かを可愛いと思ったのはそれが初めてだった。江里口侑、小学校四年の始業式で広久の前に立った少年。すぐに彼は転校してしまうが、時が経ち、進学したばかりの高校で、広久は江里口と再会する。女の子より可愛かった彼は、背も伸びて見違えるほど男らしくなっていた。人気者の江里口。誰とでも仲良くなれる江里口。高校二年生、同じクラスになった江里口と、広久は初めて親しくなるが…?七年目の恋物語。

 幻冬舎のルチルで『夜明けには好きだと言って』を読んでから、砂原さんお気に入りだったんだけど。今のとこヒットしたのは、あのシリーズだけだな。

 なんだろ、特別印象に残らない話だったかな。ディアプラス的切なさを表現しようとしてるのは分かるんだけど、表現できる作家さんだとは思うんだけど、今回の話は私的にあんまりツボじゃなかったな。たぶん攻め・江里口の性格のせいと、もう一つの原因・・・。

 でも一つすごくツボにきたシーンが!江里口でてきてない場面なんだけど。主人公の広久が包丁で指切って怪我してるのに、バイト先で女子大生に代わって皿洗いする場面!こういうのだいぶ好きだ。めちゃめちゃ好きだ。基本的に主人公が無理をしているのを読むのが好み。しかも本人、無理してるなんて欠片も思ってなかったらなお良し。この話で一番惚れたのがこのシーンだった・・・。江里口関係ないか?
 とにもかくも、もう一つの原因ってのがこの辺にある。いわく・・・もうちょっと広久を痛く描いて欲しかった。その点、ルチルのホストシリーズは痛くてよかった。書けるんだったら書いてほしい。これはたんなる好みからの願望。

 この話、江里口視点も途中で入れられる。江里口も広久に奇妙に惹かれてるって部分が描かれてる。でももともと攻めが受けに惚れてるところから始まる話のほうがいい。何故って、かぎられたページ数でライトノベル形式をとりつつ、二人の進展を一からずっと書ききるのはほぼ不可能だから。一目ぼれって手もあるけど、この一目ぼれ的感覚を無理なく綺麗に描ききるのも非常に難しい。

 あまりリズムの感じられない平淡な作品だった。味のある平淡さじゃなくて、ホントにタンタンタン・・・終わり、みたいな。
セブンティーン・ドロップス (新書館ディアプラス文庫)セブンティーン・ドロップス (新書館ディアプラス文庫)
(2005/12)
砂原 糖子

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テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:本・雑誌

砂原糖子 | 01:23:40 | Trackback(0) | Comments(0)